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まだまだ多忙な日々です。 そんな中、移動時間に結構読書するようになったので ちまちまと感想を書こうかと思います。 週刊漫画感想の復活はまだきつそうなので(汗)。 一応読んではいるのですけどざっとしか読んでないので…(記憶がちょっと)。 ハネムーン ハネムーン (中公文庫) 高校生の頃、よく読んでいた吉本ばななさんの小説が読みたくなったのです。 やわらかい感じの文章で、やさしく見える世界の中でも 少しの残酷さがある作風が好きです(個人的な感覚ですが)。 たいていの欠点をなあなあではありながらも 愛情を持って許し合える人がいたことで、 私と裕志には自分以外のものになろうという 憧れのようなものが一度も芽生えなかった。 TVも雑誌もラジオも友達も、変わりなさい、 もっとよく変わりなさい、と言っているのに。 ちょっと長いですけど私の好きな箇所です。 今の私には身に染みる内容です。 「変わる」ことが本当にいいのか。 全く別の物に変わるということが本当にできるのか。 主人公(私)と裕志は幼い頃からずっと一緒にいて変わらない。 二人は恋人や夫婦だけじゃ言い足りない、 家族よりも深い、まるで双子のように二人で一つの存在。 暗い影からも、二人でいることで引き込まれることなく生きてきた。 それに対して、別の物に変わろうとしていただろう裕志の親。 変わるために暗い代償を払い続けていた。 その代償によって本当に変われていたかはわからない。 …でも例え変われたとしても良い変わり方をしているとは思えません。 あんな代償を払うくらいなら変わらなくたっていいです。 そもそも何の為に変わるのでしょう。 変わらなくたって自分を愛してくれる存在はいるのに。 裕志にとって、犬も、おじいちゃんも、主人公も、 自分を愛してくれた、救ってくれた存在。 裕志の親は、裕志も家も捨てて別世界にのめりこんだ。 変わることで人は離れていき、変わらないことで人が傍にいてくれる。 おそらく「成長」と「別の物に変わる」ことは違うということでしょう。 それを履き違えると、とても辛い代償を払わなくては ならないかもしれません(さすがに裕志の親ほどのことはしないでしょうが)。 今の自分がしようとしているのはどちらか、と考えてしまう本でした。
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